遺体の安置から納棺まで
遺体の安置方法
遺体の枕元には枕飾りを
枕経をあげ、納棺する
- 病院で亡くなった場合は、霊安室で納棺まで済ませる場合がありますが、通常は遺体を自宅に搬送して安置します。
遺体を安置するときは、頭を北に向けて寝かせます。(北枕)
枕は遺体の口が開かないように、高めのものにします。
顔には大きめの白い布をかけて、手は胸のあたりで、合唱させて、手首に数珠をかけます。
宗派によっては、遺体の胸元に魔除けの為の「守り刀」を置くこともあります。
- 安置した遺体の枕元には、白い布をかけた小机を用意し、
- 三具足(みつぐそく)花立て、香炉、燭台
- 枕飯、枕だんご
その他、地方によっては、コップなどで水を備えたり、鈴を飾る場合があります。
- 納棺する前に、菩提寺の僧侶を招いてお経をあげてもらいます。
このお経を「枕経」と言います。
遺族は、僧侶の背後に座って、静かにお経を聞きましょう。
枕経が済んだら、遺体を棺に納めます。
居合わせる家族全員で遺体を支えるように持ち上げ、棺に納めます。
遺体の手は合掌させ、手首に数珠を掛けます。
このとき、故人が愛用していたものがあれば、一緒に納めてあげましょう。